2021年9月の出来事ですが、後半に入るころには、母の具合がいかに良くなるかがなにより第一でした。
1日でも早く治す必要があるので、時間との勝負です。
そこで、その頃から様々な手法をインターネットで探しました。
フコイダンとの出会い
そのなかで、ひとつわかったことがあります。
それはフコイダンの存在とその詳しい情報です。
それまでは、よく「アガクリス」だの「フコイダン」だのという民間療法の名前の存在は知っていましたが、それらがどこまで実際に効くのかは知らなかったし、どちらかといえばアガクリスのほうが有名で、フコイダンは2の次といった印象でした。
そこで、ネットで調べてみると、なんと九州大学の教授がフコインダンの論文を出して、実際に成果を出しているという情報がありました。このような情報は一次情報があやふやな場合が少なくないですが、しっかりと九州大学のHPや、様々な専門的な知識のあるHP、あるいは医者のHPなどでその情報の正しさを確かめることができました。
フコイダンの臨床や、実験結果、そしてそれによって実際に救われた人が多数いることがわかりました。
フコイダンは医者が実際に治療の一部に使っているわけです。
また、アガクリスは医者によってほとんど使用されることがなく、ある研究者の報告によれば、アガクリスはほとんど効果が見られず、フコイダンのほうが効果があったとするデータを閲覧することができました。
それを期に、すぐさまフコイダンを注文して、母のところに届けました。
ところが! 母はなんだかんだ文句言って断ってきたのです!
私は唖然としました。このまま母が末期の状態で西洋医学に委ねていては、死を待つのみであり、生還は見込めないからです。
一つでもいいので、治る可能性がある方法を試せばいいのに、母はまず先に医者を信じていたようです。ステージ4や5のような状況であれば医者の治療では助からないのに、母はまるで医者の治療以外に助かる方法は必要ないかのような態度でした。そこで、私は母を説得するのに大変でした。
「うちの母はなんでこんな大切なチャンスのときに、誤った判断をするのだろう・・・」
それが私の率直な感想です。
フコイダンはそう値段が安くありません。それを通販で取り寄せて、車を使って母に届けたものの、その日、結局母は飲むことをしませんでした。
とにかく、メールで母に説得をし続けました。母を説得するのは本当に大変だったのです。「実際にフコイダンを使っている医者がたくさんいるよ」と。
もちろん、フコイダンを認めている医者は、全国の医者からすれば、ほんのごく一握り、0.1パーセントに満たないかもしれません。
しかし、ほとんどの多くの医者はただ単にフコイダンの臨床結果の事実を知らない、あるいは既存の古い医学しか知らない、または、医学界で主流の方法以外のものはすべてニセモノとする頭の固い、ある意味知識だけあって、真実を知る洞察力の欠いた医者のいづれかのように思います。
そのため、母の状況の場合、普通の医者に頼っていてはだめなのです。
次の日になって、ようやく母は重い腰をあげて、私の言う通りにフコイダンを摂取してくれました。
すると、一度飲み始めたら、すっかり気に入ったようで、母は喜んで飲むようになりました。
ただし、本来は普通の健康な人で1日1包が推奨され、母のような状況であれば1日6~8包は飲んだほうが望ましいのです。
しかし、母は体が弱っていて、フコイダンは1日で1/4包~1/2包がやっとだったようです。
これが一日に何包も飲めていたら・・・。
仮に母が煮物など食べず、入院しないで済んでおり、自宅でフコイダンを1日6~8包を摂取していたら、母の将来は大きく変わっていた可能性があります。仮にフコイダンだけで救われなかたとしても、症状を遅らせることができ、そのあいだに専門クリニックを受診すれば良かったのです。
その後、通常のフコイダンより低分子フコイダンのほうが良いことがわかりました。
母がフコイダンを飲んでくれたお陰で、結構なお値段のする低分子フコイダンを通販で取り寄せて、すぐに母に届けました。
こちらのほうは、少しだけ飲んだものの、母の口には合わなかったようです。低分子でないフコイダンのほうを母はより喜んで大切にしていました。
レントゲン
ある日、母がメールで「その日はレントゲンがあるから、面会は難しい」と連絡してきました。
私はこれを見て、唖然としました。レントゲンは免疫力を下げ、がんの人には大きなマイナスで、がんを悪化させてしまうからです。
母がまだステージ1~3であれば、医者の治療によって助かる見込みはあるので、レントゲンを撮ることは理解できます。
しかし、ステージ4または5の人がレントゲンを撮ったからといって、それは体内の状況を分析するに過ぎず、根本的な治療はしないので、治るという意味でレントゲンは何の役にも立ちません。
意味のないレントゲンを撮って、大切な免疫を下げ、状況を悪化させて、何の益になるというのでしょうか。
私が母にこのことを忠告すると、母はメールでこう書いてきました。
「医療の妨げになることはできません。」
私は唖然としました。医療の妨げだろうが何だろうが、生還にまったく役に立たないレントゲン。この状況での母のレントゲンは医者の義務と満足に過ぎません。それを母を助けることに意味のない切り返しで来ること自体、とうてい理解できません。
そこで、私は母にこうアドバイスしました。
「無理にとは言わない。医者にレントゲンを減らしていいか尋ねてみて。とりあえず尋ねるだけでいいじゃないか。」「今までの経験上、医者に頼んでレントゲンせずに済んだことは何度もあった」
希望を伝え、尋ねるだけ尋ねて、そこで医者が了解すれば何でもない話です。もちろん、本当に治療に必要であればレントゲンは必要ですが、そうでなければしないほうがいいのです。
しかし、母はそれさえ受け入れようとしませんでした。おそらく、母は医者のいうままに不必要なまでにレントゲンを撮っていたのでしょう。
レントゲンは電磁波の一種で、それこそ体に不調和をもたらします。体には大きなマイナスです。
そのころ、Youtubeである内科医が言っていましたが、「レントゲンをとって、がんが悪化することを知らない人が多い。検査であんなに多くレントゲン取らなければいいのに・・・」「レントゲン検査を受けて、わざわざ症状を悪化させることがある。検査なんて、できる限りしなければいいのに」と。といった趣旨のことを発言していました。
もちろん、この内科医が言う遥かに前から私はこのことを知っていました。
横浜市大病院のときに、母はさんざんレントゲンやCTなどを撮影したと思います。そこに輪をかけて栄共済でレントゲンを次から次へと、先生に言われるままに撮影していたわけですから、これでは悪化するわけです。
実は2021年の7月から10月にかけて、母の状況が急激に悪化した原因はいくつかあると思いますが、そのひとつはこの、医者に言われるままレントゲンやCTを短期間に多数撮影していたことによると思っています。
そこで、私の忠告に従っていれば良いものを、無視していたわけですから、それは必要以上に悪化するのはあたりまえとさえ言えます。
既に書きました通り、母は、私の様々な忠告を無視したことで、何度体調にマイナスの道を選んだことでしょう。
フコイダン その後
ところで、しばらくして、母は私にこうメールしてきました。
「フコイダンのお陰で凄く元気になった!ありがとう!」
私はこれを見て、嬉しかったと同時に、「ほら、言った通りだろうに・・・」と思いました。
初めから、私の言う通りにしていれば良かったものを、と思います。
それと、後日談ですが、10月にホスピスへの引っ越しで母が一時的に家に帰ってきましたが、そのときはこう言っていました。
「フコイダンのお陰で凄く元気になった。今日元気でしょう?これはフコイダンのおかげ。」
「フコイダン飲んでなかったら、こんなに元気じゃなかった。ありがとう。」
母はフコイダンの話をするときに喜んでいました。
母にプレゼントできて良かったと思います。